2017年01月12日

[韓国語]가성비は何の略?

 最近“가성비”という略語に接する機会が増えた気がします.日本でいう“コスパ”のことです.“コスパ”は“コストパフォーマンス”の略ですが,では“가성비”は何をどう省略したものなのか…? “가성비”の3文字とも漢字音のように感じられます.“コストパフォーマンス”を指す“費用対効果”の略なら“費対効”となるはずですが,それだとハングルでは“비대효”になるので違いますし,費用が가격(価格),効果が성능(性能)に変わったとしても“가비성”となり,“가성비”とは並びが異なります.

 ですので,“가성비”は日本語の“費用対効果”とは全然違うことばが元になっているのは確実ですが,これ以上考えてもわかりません….素直に辞書の力を借りることにし,まずは韓国の「NAVER辞典」で検索してみました.すると,“가격 대비 성능비”(価格対比性能比)の略とあったのですが,‘比’が2回も出てくるのはすわりが悪いようにも思えます.

 上の検索結果には,国語辞典に続いて英語辞典,日本語辞典…と,国語以外の結果も表示されています.英語辞典には“가성비”が“cost-effectiveness”とありますので,日本でいう“コストパフォーマンス”とはそもそも元にしていることばが違うのかも,という疑問も生じ,さらにその下の日本語辞典には“価格対性能比”の略とあり,それなら納得できるのですが,韓国語辞典の結果と微妙に異なります.どちらもユーザー参加型のオープン辞典ですので,各辞書の内容の整合性が取れなくても仕方ないのですが,辞書を引いて逆にモヤモヤ感が増してしまいました.

 「DAUM辞典」でも検索してみると,“가격 대비 성능”(価格対比性能)の略と,今までとはまた微妙に違う結果です.韓国語辞典の結果よりも上に“cost performance ratio”という英語辞典の検索結果が表示されます.それには“비용대(對) 성능비(比)”(費用対性能比)とあり,あえて省略せば“비성비”.“가성비”とはちょっと違いますが,最後に“비”が来るのは,日本とは違って“cost performance”の略ではなく,“cost performance ratio”の略だからなのかもしれません.

 オープン辞典といえば,国立国語院も昨年「우리말샘」というサービスを始めました.辞書の信頼性からいえば,今後はまずこちらの辞書で確認してみるのがいいのかもしれません.こちらの辞書では,“가격 대비 성능의 비율”(価格対比性能の比率)の略語となっています.新語なので辞書によって語釈に差があるのは仕方ないのですが,オープンではない国語辞典にに掲載されるほと定着した場合,가성비”が何の略とされるのか興味をそそられます.

●가성비(NAVER사전)
http://dic.naver.com/search.nhn?kind=all&query=%EA%B0%80%EC%84%B1%EB%B9%84

●가성비(DAUM사전)
http://dic.daum.net/search.do?q=%EA%B0%80%EC%84%B1%EB%B9%84

●가성비(우리말샘)
http://opendict.korean.go.kr/dictionary/view?sense_no=1016113&viewType=confirm
posted by kajiritate webmaster at 22:00| Comment(0) | 日記