2017年01月05日

[韓国語]TOPIK「쓰기答案作成方法」新資料について


 韓国語能力試験(TOPIK)は,以前は「初級」(1,2級),「中級」(3,4級),「高級」(5,6級)の3つの試験が実施されてきましたが,第35回の試験からは「TOPIKT」(1,2級),「TOPIKU」(3〜6級)の2つの試験になりました.それに先立ち,「TOPIKU」の쓰기(ライティング)の答案作成方法に関する資料が公開されたのですが,その新しい資料がきょう5日,韓国の公式サイトで公開されました.今回は,新旧の資料の変更点についてざっと整理しておきます.



 まず,資料に使われている4問の例題は,そのままのようです.ただし,問題文に微妙な差が見られます.[51~52]番の問題文は,古い資料では単にカッコとしていたものを,新しい資料では㉠と㉡を用いてより明確に示していますが,結局は同じことです.


 しかし, [53]番と[54]番の問題文には,注意を促す文が追加されています.それぞれ,答案に“タイトルを書かないように”,“問題文を書き写さないように”という点です.この点に関しては,以前ブログで指摘されている方がいましたので,今年から変更されるのではなく,最近受験した方々はすでにご存知のことと思います.



 肝心の「答案作成方法」は,,概ね次のとおりです.


 ●[51]番,[52]番


 “中級レベルの表現と文法を使うように”,“初級レベルの文法を使用する場合,減点されます”という記述が,新しい資料ではなくなっています.ですので,ですので,使用した語彙や文法のレベルに関わらず,文脈に合った正しい文章が書けていればよいようです.

 新しい資料では,“不必要な内容を追加して元の意味を損なうと減点されます”,“カッコの前後の語句を含めて書かないよう注意してください”,“複数の文章を書かないよう注意してください”という3点が追加されています.


 古い資料では単に“正書法が正確でないと減点されます”となっているのが,新しい資料では正書法だけでなく“形式と格式が合っていなければ”という点が追加されています.


 ●[53]番


 古い資料では,“初級や中級の下のレベルの語彙や文法を使用して正確に書くよりも,一部間違いがあっても中級の上レベルの語彙や文法を使用するのがよいです”とありましたが,新しい資料では“中級以上の語彙・文法で文を作成し,ことばを多様で豊かに使用するのがよいです”となっています.


 新しい資料で追加された注意点としては,“任意に資料を解釈したり,資料とは関係ない個人の主張は書かないように”,“箇条書きにしない”などの点があります.口語体を使ったり,文末に한다体を使わずに합니다体を使うと減点になる点は,これまで通りです.


 逆に,“内容が変われば必ず段落を変えなければなりません”という記述は,新しい資料からはなくなりました.


 ●[54]番


 古い資料では,“中級レベルの語彙や文法を使用して正確に書くよりも,一部間違いがあっても高級レベルの語彙や文法を使用するのがよいです”とありましたが,新しい資料では“中高級以上の語彙・文法で文を作成し,ことばを多様で豊かに使用しなければなりません.同じ内容でもレベルの高いことばを使って記述すると,「言語使用」で高い点数を得られます”となっています.


 “箇条書きにしない”という注意点と,口語体を使ったり,文末に한다体を使わずに합니다体を使うと減点になる点は,[53]番と同じです.[53]番からはなくなった段落に関する記述は[54]番には残っていますが,“内容が変われば段落を変えるのがよいです”のように,よりソフトな表現に変わっています.



 最後に「採点基準」についてですが,資料には[53]番と[54]番の採点基準の表が掲載されています.評価項目にあたる「区分」と,項目をさらに細分化した「採点根拠」には変更はなく,各項目の配点にも変化はないようです.2問とも,「区分」の「言語使用」の配点には“×2”の表記がありました.しかし,新しい資料の[54]番からは“×2”の表記がなくなり,古い資料の2倍の点数が書いてあります.“×2”にどんな意味があるのか,なぜ[54]番だけ“×2”の表記の表記を止めたのかは,私にはよくわかりません….

posted by kajiritate webmaster at 23:59| Comment(0) | 日記