2016年12月27日

[韓国語]新しい検定試験が始まる…かも!?

 電子機器メーカーのカシオが出している電子辞書「エクスワード」(EX-word)シリーズ.単体の機器としての電子辞書は,今ではスマホのアプリに押され気味のようですが,それでもカシオは新しいモデルを毎年発売しています.入学や就職のシーズンに備えてのことか,新モデルは毎年1月の終わりから2月の初めごろに発売されますので,そのお知らせがそろそろあるのではとカシオのサイトを見てみると,ニュースリリリースに次のような意外な発表が掲載されていました.

●「英語応対能力検定」運営法人の設立について(CASIO)2016年12月26日
http://www.casio.co.jp/release/2016/1226_kentei/

 この検定は,外国人観光客の接客時に必要となる基本的な“おもてなし英語力”を評価するが目的で,「聞く」「話す」の各能力を評価の中心におくとのことです.来年3月に初回の試験を実施予定で,すでに検定の公式サイトが開設されていています.このサイトのお知らせによると,旺文社,毎日新聞社とカシオの3社が手を組み,8月の終わりから実施に向けて準備を進めているようです.また,この検定用の“公認学習機器”を今月9日にカシオが発売したとのお知らせも掲載されています.

●英語応対能力検定
https://otai-kentei.com/

●<公認学習機器>12月9日発売! カシオ 英会話学習機器 EX-word RISE XDR-A15(英語応対能力検定)2016年12月9日
https://otai-kentei.com/news/35.html

 検定名に“英語”とあるように,当初は英語の試験だけのようです.しかし,検定の公式サイトの「よくある質問」には“英語以外の応対能力検定の予定がありますか?”という質問の答えとして“中国語など、今後開発を進める予定です。”とあります.英語,中国語と来ると,その次に外国人観光客の接客に必要な言語は「韓国語」でしょうし,今回の検定の新設は,おそらく2020年の東京オリンピック開催に伴う外国人観光客の急増を見込んでのことでしょうから,そのころまでには,中国語だけでなく韓国語の応対能力検定も行われるかもしれません.

●よくあるご質問(英語応対能力検定)
https://otai-kentei.com/faq.html

 この検定試験は,これまでの体系的な語学力を問うものでも,「通訳案内士(通訳ガイド)試験」のように,観光ガイドとして外国人観光客に同伴して案内するのに必要な能力を問うものでもない“接客”に特化した英語力を問う点が既存の試験と異なる上,複数の大手企業が共同で推進しているため,これまでに無かった実用的な新しいタイプの検定試験として安定的に実施されることが期待できそうです.

 また,「聞く」「話す」の会話能力を評価の中心としており,試験はiBT(インターネット受験)形式でスマホでも受験できますので,韓国語の検定試験だけでなく,「話す」試験の導入を検討しているすべての語学検定の今後に何らかの影響を及ぼすことも考えられます.さらに,この試験は実施期間中ならいつでも受験できますし,場所も限定されませんので,語学検定に留まらず様々な検定試験の実施方法に何らかの変化を及ぼすかもしれません.

 ひとりでちょっと期待しすぎかもしれませんが,まずはこの新しい検定が定着することを願って注目していきたいと思います.
posted by kajiritate webmaster at 22:17| Comment(0) | 日記