2016年12月18日

[韓国語]ことばの小ネタ集 その2

 きょうもブログネタを探してウェブサーフィン(死語?)をしてみたものの,目ぼしい収穫はなくさて何を書こうかと….今回は前にも一度やった小ネタ集をしてみようと思います.

◆책갈피はしおりではない!?

 ここまで読んだよ,あるいは,次はここからだよ,の目印として本に挟んでおくしおりのことを,韓国ではふつう책갈피(チェクカルピ)と呼んでいます.ただしこれは不正確な言い方で,책갈피の本来の意味は,本のページとページとの間のことを言うようです…
という話を一時期よく目にした覚えがあるのですが,표준국어대사전で確認してみると,しおりの意味も掲載されていました.以前は「2」の記述はなかったと思うのですが….

책-갈피(冊--)[-깔-]
「명사」
「1」책장과 책장의 사이.
「2」읽던 곳이나 필요한 곳을 찾기 쉽도록 책의 낱장 사이에 끼워 두는 물건을 통틀어 이르는 말.

 では,本来しおりのことは何というのかというと,서표(ソピョ,書標)が正しいとされていました.こちらのことばも표준국어대사전に掲載されていますので,しおりの意味ではどちらを使ってもいいようです.現実的には,서표と言っても分かってもらえないような気もします.

◆“相次ぐ〜”という意味の連体形の正しい形は?

 韓国のニュースを聞いていると,“相次ぐ〜”という意味で“イッタルン〜”ということばを耳にする機会がわりと頻繁にあります.잇다と따르다の2つのことばがくっついてできた잇띠르다が原形で,その連体形なので잇따른となる…はずなのですが,“イッタルン〜”ではなく“イッタン〜”と聞こえるときもあり,私が何か思い違いをしているのかと辞書で確かめてみました.

 すると,“相次ぐ”という意味のことばは,잇띠르다の他に“잇달다”というのもあることに今更ながら気づきました….서투르다と서툴다のように,語幹が르で終わる用言は르の母音が無くなり,残ったㄹが前の音節の最後の子音になる縮約形があります.その場合,잇달다ではなく잇딸다と綴るのが正しいと思うのですが,잇딸다ということばは辞書にはありません.

◆“영광”입니다(“栄光”です)!?

 年末は韓国でも시상식(シサンシク,施賞式)と呼ばれる授賞式の時期で,テレビでは今年1年にヒットした歌やドラマなどに賞を与える番組が多数放送されます.受賞者は受賞直後にその場でひと言(といいながら,延々と言い続ける受賞者も中にはいますが…)感想や感謝のことばを口にするのも日本と同じです.

 しかし日本とちょっと異なるのが,日本では(受賞できて)“光栄”です,と言うべきところを,韓国語では“영광”입니다(“栄光”です),というところです.光栄と栄光,日韓で漢字の前後が入れ替わっています.“栄光”をgoo国語辞典(データは小学館の「大辞泉」)で調べると次のようになっていますので,結局どちらでも意味は同じのようです.

えい‐こう〔‐クワウ〕【栄光】 の意味
1 輝かしいほまれ。大きな名誉。光栄。「優勝の栄光」
2 幸いを表す光。「神の栄光」


 以上,3つの小ネタで今回の小ネタ集を終わります.
posted by kajiritate webmaster at 23:16| Comment(0) | 日記