2016年12月06日

[韓国語学習]流暢さと正確さ

 外国語教育にもトレンドのようなものがあるようで,韓国語に限らず“의사소통”(意思疎通,コミュニケーション)能力の向上を重視した教育法が主流のようです.韓国の語学堂などの教材はどれも,의この点が教材開発の上で一番大きな柱となっているようです.

 外国語教育はもともと,外国語で書かれたものの意味を理解するために母語に翻訳することから始まったようです.しかし,物だけでなく人や情報も短時間で国境を越えて簡単に行き来できるようになった今では,読み書きの能力と同様に会話能力も必要性が増えました.それに伴い外国語教育も,,話すことや聞き取りの能力の重要性が高まり,現在に至っています.

 韓国語学習者ならどなたも,ネイティブのような発音で韓国語が話せるようになることにあこがれると思います.韓国語の教材も,まずハングルを覚えて,文法を学んで,次第に読み書きの能力を上げていく…といった従来からよくあるものだけでなく,発音中心の教材も登場し,従来型の教材でも,以前はカセットやCDは別売でしたが今ではほぼすべてにCDがついています.

 発音が悪いと話しても通じませんので,正確な発音の大切さは言うまでもありません.発音の変化に関する知識は,頑張ればほぼ完璧に頭に入れることはできるでしょうが,ネイティブの発音を真似てそれと同じように喋れるようになるのは,それよりはるかに努力が必要だと思います.

 それでも努力を続けることは大切ですが,韓国語学習にばかり労力や時間をかけるわけにはいきませんので,話して通じるレベルをクリアできれば流暢さは妥協する,というのも,学習する上でのひとつの考え方です.流暢さはその人が外国語を話せるかどうかのいわば“第一印象”で,流暢なほど好印象を得られるのは事実です.しかし,流暢さと同じく重要なのが正確さです.

 つまり,発音が上手でも文法的に不正確だったり,単語の意味を間違って使うことが多かったりだと,結局話は伝わりません.また,話す内容も,ただ正確に伝わるというだけでなく,話し相手の興味を引き,飽きさせない内容にすることや,言葉に詰まったときにとりあえず場をつないだり,相槌などで相手の話への反応を見せることも,会話を長続きさせる上では大切です.

 韓国語の学習を始めると,ㅗとㅓやㅜとㅡなど,日本語話者には区別の難しい発音にいきなりぶつかります.これらの聞き分けがしっかりできて,自分が言うときも区別ができるようになることは大切です.ですが,何事も最初からうまくできる人はそういないと思いますので.ある程度悩んで解決できなければ一旦保留して先に進み,後日必要性を感じたら,もう一度チャレンジしてみるといいと思います.
posted by kajiritate webmaster at 22:00| Comment(0) | 日記