2016年11月27日

[韓国語]ネーミングに込めた意味

 きのうからきょうにかけて行われた5回目の大規模촛불집회は,主催者発表でソウルだけで150万人,各地で行われた集会の参加者も含めると190万人というこれまでで最多の人数を記録しました.今回の事態が発覚した発端には,「ミル財団」と「Kスポーツ財団」という2つの財団の設立がありました.

 2つの財団の名付け親はパク大統領といわれています.そのうちのひとつ,「ミル財団」の“미르”(ミル)は,韓国語の古語で“竜”という意味です.今は使われていない言葉で,竜のことは現在では漢字語の“용”(ヨン)が使われています.竜は朝鮮の王を象徴として使われていたもので,現在,韓国では大統領の象徴として使われています.大統領が執務するようすを映した動画をよく見ると,背景に竜をデザインした絵が映っていることがあります.

 今の韓国で미르が竜の意味だと知っている韓国人がどれほど存在するのか私にはよくわかりませんが,それを知っている人なら,「ミル財団」という名前を聞いただけで大統領と関係がある組織だとすぐに推測がつくはずです.このようなネーミングに隠された意味までは,ふつうに韓国語の練習を続けていてもなかなか気づくことができず,後で振り返るとそういえば…ということが私にはありがちです.

 今月11日は日本ではポッキーやプリッツの日ですが.韓国ではポッキーに似た韓国・ロッテ製菓のお菓子“빼빼로”(ペペロ)を贈り合う“빼빼로데이”(ペペロデー)と呼ばれています.빼빼로というお菓子があるのはずいぶん前から知っていましたが,“빼빼”に“ガリガリに痩せている”という意味があることを知ったのは,それから何年も経った後でした.

●빼빼1(NAVER일본어사전)
http://jpdic.naver.com/entry/kj/KJ000000041260.nhn

 ですので,빼빼로の実物を見たことがない韓国人でも,それがとても細いものだということだけはネーミングからピンとくるのでしょうが,韓国語学習者がこのようにネイティブと同じ感覚を持つまでに達するのは,至難の業だと思います.できればこの域にまで到達したいですが,語学に余ほどセンスがある人ならともかく,私には今後何十年たっても難しそうです.
posted by kajiritate webmaster at 22:16| Comment(0) | 日記