2016年11月20日

[韓国]強風でも消えないろうそくの炎

 韓国ではきのうも大規模集会が行われ,毎週末の光化門広場での集会は定番化して,今後もこの事態がおさまるまで実施されそうな雰囲気です.今回はソウルだけでなく韓国各地で集会が行われましたが,主催者側の発表では,それでもソウルだけで60万人が参加したそうです.デモから平和集会のかたちに変化を遂げ,きのうの集会では誰ひとり警察に連行されなかったとの事です.

 その他,今回の集会ではろうそくではなく,ろうそく形のLEDライトを手に集会に参加する人が増えたそうです.その理由として,与党議員の次の発言が影響したと言われています.

 촛불은 촛불일 뿐이지 결국 바람이 불면 다 꺼지게 돼 있다. 민심은 언제든 변한다는 말씀을 함께 드립니다.


●바람불면 촛불은 꺼지지 않고 번진다!(YTN NEWS)2016/11/19

 また何か他の事が起きれば市民の関心はすぐにそちらに移ってしまい,今現在起きている事態も忘れ去られる…というつもりでこの言葉を口にしたようですが,この発言が市民を刺激したようです.韓国人は風刺に敏感で,ろうそくを強風でも消えずに輝き続ける電池式のライトに持ち替えて集会に参加したようすが伝えられています.

 韓国といえば,韓国人は飲み終えた飲み物のカップなどを片付けずに,そのへんに放置して立ち去ってしまうので,人通りの多い街はどこもゴミが散らかっている印象があります.このあたりの意識も最近はかなり変化しているようで,集会終了後に大きなビニール袋を持ってゴミを拾い集めている人の姿,それもかなりたくさんの人がそうしているのが見かけられるようです.

 家族で来たという人の中には,まだ幼い子供を連れて参加している人もいます.レジャー感覚で集会に来ている人もいると思いますが,子供に民主主義とは何か肌で感じさせる良い機会だと考えて集会に来た親御さんもいるようです.今は何のことなのかよくわからず参加している子供たちが,将来このときの経験の大切さを悟り,それが今後も韓国の民主主義をまもり続ける礎になっていくのかもしれません.
posted by kajiritate webmaster at 23:30| Comment(0) | 日記