2016年10月08日

[韓国]国立国語院,市民参加型のオンライン国語辞典開設

 ハングルの日を前にハングルや韓国語関連のニュースが増えているということで,前回も前々回も私が目にした記事からいくつかを取り上げてブログを書きました.今回取り上げる記事の内容も,時期的に恐らくハングルの日を記念してのことだと思われますが,気づくのが遅れました….

 국립국어원(国立国語院)が,“함께 만들고 모두 누리는 우리말 사전”(一緒に作りみんなが享受する韓国語辞典)として,誰もがことばを登録できる市民参加型の国語辞典「우리말샘」(ウリマルセム)を開設したとの記事を見つけました.

국립국어원, 개방형 국어사전 ‘우리말샘’ 개통(KBS News)2016.09.28

 今回開設された辞書サイトは,次のサイトです.

우리말샘(국립국어원)

 「우리말샘」の우리말(ウリマル)は“我々のことば”ということで,すなわち韓国語という意味です.샘(セム)は“泉”のことです.このような試みは,NAVERやDAUMなどのポータルサイトでは 「오픈국어」(オープン国語)という名前ですでに行われています.

 最新の流行語や俗語などはふつう辞書には収録されていませんので,ネット上の辞書を利用する大きなメリットだった反面,語釈の信憑性は今ひとつだと感じられることもありました.今回開設された「우리말샘」は,一般の人が追加したことばがすぐに登録されるのではなく,審査をパスしたものだけが登録されるとのことです.국립국어원はいわば韓国語の総本山ですので,内容の信頼性も保証つきということになります.

 収録語彙数などは「사전통계」(辞典統計)のページで確認することができます.それによると,スタートからいきなり百万語以上が収録されています.最近の流行語はよく知らないのですが,ちょっと前によく耳にした「멘붕」や「엄친남」などは収録されていましたが,「버카충」(バスカードにチャージすること)はヒットしませんでした.口語ですでに定着していると思われる「쌤」(先生の意)は載っていましたが,「열공」は熱心に勉強するという意味では掲載がありません.

 今後は信頼性の高い「우리말샘」を利用したいと思いますが,それに掲載されていないことばを調べるためポータルサイトにも引き続きお世話になりそうです.
posted by kajiritate webmaster at 21:07| Comment(0) | 日記