2016年09月29日

[韓国]식품의약품안전처(食品医薬品安全処)

 가습기 살균제(加湿器殺菌剤)という加湿器にセットする水に混ぜて加湿器内部を清潔に保つための薬剤に,呼吸器疾患や肺がんを引き起こす成分が使われていたという事件.不調を訴えていた人は数年前からいたのですが原因がはっきりせず,今年になってようやくこの問題が大々的に取り上げられて社会問題になりました.

 しかも,その成分が間違って混入したのではなく,研究機関の分析で発がん性が疑われる結果が出たにもかかわらず,それを隠してこの成分を含んだ製品の製造・販売が続けられていたことがわかり,この問題の根深さを窺わせました.これに関連するニュースでよく耳にしたのが,「식품의약품안전처」(食品医薬品安全処)という政府機関です.

식품의약품안전처

 機関の名称には食品と医薬品の2つしか含んでいませんが,サイトを見ると加湿器殺菌剤のような家庭用の洗剤類のほか,化粧品や医療機器の安全性についてもこの部署が担っているようです.しばらくこの部署の名前を聞くことは無かったのですが,今日のニュースで再び接する機会がありました.加湿器殺菌剤については,日本ではあまり馴染みのないものですが,今回のニュースで接したのは,以前日本でも問題になった「マイクロビーズ」についてでした.

 角質を落とすのが目的で洗顔料などに使われていた「マイクロビーズ」は,小さすぎて下水処理をすり抜けて海に流れ込んでしまい,それを食べた魚の体内でも分解されずに残ったままになるので,結局は魚を食べた人の体内に取り込まれ,環境にも人体にも悪い,ということで日本ではすでに使われていないはずですが,韓国ではこれから使用が禁止になるようです.

 また,加湿器殺菌材で問題になったのと同じ成分が,こんどは歯磨き粉に含まれていることが分かり,それについてもニュースで報じられています.今回は含有量が微量なので人体への影響は限定的のようですが,念のため調査対象の製品を増やし,すでに分かっている製品以外にもこの成分を含むものが無いか検査するようです.
posted by kajiritate webmaster at 21:44| Comment(0) | 日記