2016年09月11日

[映画]アジアフォーカス・福岡映画祭で見た韓国映画の思い出

 毎年9月前後,福岡市ではアジア関連のイベントが多数開催されます.ですので9月を「アジアマンス」と称していました.そういえば「アジアマンス」ということばを見聞きしなくなったな…と思って調べてみると,1990年に始まった「アジアマンス」は,2013年にコンセプトが変更され「アジアンパーティ」という名前になっていました.

 この時期に開催されるイベントの中で「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」は,私にとって韓国映画に接することができる貴重な機会でした.今ではインターネットが普及して韓国に関する情報も簡単に入手できるようになりましたが,インターネットが一般的になる前で,その後韓流ブームが来ることなど想像もできなかった頃は,そのような機会はなかなかありませんでした.

 「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」は,「アジアマンス」開始翌年の1991年から始まったそうですが,当初はイベント名に“国際”ということばは入っていなかったように思います.この少し後,毎年10月に開催される「プサン国際映画祭」は,今年で21回目ですので福岡映画祭よりも遅れて始まったことになりますが,その名の通り国際的な映画祭に大きく発展しました.福岡国際映画祭も,将来はそれに肩を並べるほど大きなイベントになればと思います.

 そういう私は,ここ数年は福岡国際映画祭で上映される映画は全然見に行ってはいません….最後に行ったのが何年だったのかもう忘れてしまいましたが,私が見にいった頃はまだ“国際”がついていない頃だったと思います.私が福岡映画祭で見た映画の中で一番良かった記憶が残っているのは「선물」(ソンムル,Last Present)です.

 イ・ジョンジェ扮するやっと芽が出始めたコメディアンが,イ・ヨンエ扮する病気の妻が小学生のころ好きだった初恋の男の子を探し出して会わせてあげようとする話です.途中笑えるところもあるのですが,最後にはジーンとした感動に包まれます.スクリーンが迫ってくるように大きく見える前のほうの席で見ていたせいか,伝わる感動がとんでもなく大きかったことを覚えています.

 福岡映画祭ではいくつかの作品の監督も招待していて,その場合,上映前に監督から作品紹介などの簡単な挨拶があり,上映後には,観客からの質問を受け付ける時間があります.

 私が「선물」を見た日は雨でした.上映前オ・ギファン監督が,雨の日の午後にコーヒーでも飲みながらゆっくり見るのにいい映画です,といった紹介があったように記憶しています.本当にその通りの映画だったのですが,上映後に次回作について質問されると,こんどは中国武術をテーマにした格闘ものを撮りたいと仰って,そのギャップに驚かされた記憶があります.

 福岡映画祭で見た上映作品についてもう少し書きたいことがあるのですが,長くなりましたのでまた次回に…
posted by kajiritate webmaster at 20:35| Comment(0) | 日記