2016年09月06日

[資料]引揚港・博多

 きのう5日付の西日本新聞に,終戦時に今の北朝鮮・羅南から博多港に引き揚げてきた苦難の記憶を伝える方についての記事が掲載されていました.

北朝鮮から引き揚げの記憶、未来へ 語り部活動続ける山本さん(西日本新聞)2016.9.5

 博多港には,かつて引き揚げ港のひとつだったことを伝える赤い記念碑があります.今では公園として整備され,記念碑の前は海に接する広い石畳のスペースになっています.海の向こうの志賀島や海の中道の景色を見渡しながら爽快な気分を味わえる場所です.

 記念碑の近くには大型フェリーやプサン行きの高速船が停泊する岸壁があり,少し離れた西側では,壱岐や対馬,志賀島などに向かう船が行き来しています.今では綺麗に整備されていて,その広さの割に行きかう人はまばらですので,この場所がかつて朝鮮や中国からの引揚者であふれていた面影はまったくありません.

 上の記事に出てきたことばを頼りにネット検索してみると,引き揚げの記録を伝える福岡市のサイトがヒットしました.寄贈された引き揚げ当時やその前後に関する資料のリストもあり,画像で確認できるようになっています.

引揚港・博多 〜苦難と平和への願い〜(福岡市)

 このサイトで公開されている資料に,昭和21年4月現在のピョンヤンの墓地の日本人埋葬地の地図もありました.はたして現在はどうなっているのか…? 北朝鮮はもうすぐチュソク(秋夕),その後日本は秋のお彼岸を迎えます.訪れる人のいない,訪れることのできないお墓に永眠する方々のご冥福をお祈りしたいと思います.
posted by kajiritate webmaster at 23:06| Comment(0) | 日記