2016年06月27日

[IT]신문가게(新聞屋) … 長年続くウェブサイト


 日本でインターネットが一般にも普及しはじめたのは1990年代の後半のことでした.韓国では1997年にいわゆる“IMF危機”が起きて経済が破綻寸前のかなり厳しい状況に陥ったようですが,その頃の私は今以上に韓国に関する知識がありませんでしたので,一体どういうことなのか当時はよくわかりませんでした.

 危機的な経済状況から抜け出すために韓国政府が打ち出した政策のひとつが,インターネット網の整備でした.ちょうどタイミングよく“スタークラフト”というゲームが韓国でも大ヒットし,PC방(PCバン,日本でいうネットカフェのような店)はゲームをしに訪れる若者で繁盛し,全国各地にPC방が増えて韓国経済の再生に一役買ったようです.こうして韓国は日本よりも一足早くインターネット網が普及しました.

 私がインターネットに接するようになったのは,それと同時期か少し後だったと思います.それまでも“パソコン通信”というものがあり,大手家電メーカーなどが運営するホストに電話回線で接続して,興味のある分野の書き込みを読んだり,フリーソフトをダウンロードしたりしていました.しかし,テキストベースでのやり取りでしたので,それが楽しかったのかといわれると,当時はそうだったかもしれませんが,今考えるとあまり楽しかったようには思えません….

 ブラウザを使ってインターネット上のサイトにアクセスすると,当時はまだ動画はあまりありませんでしたが,ブラウザに画像が表示されたり音が流れたりと,パソコン通信よりもはるかに面白いことが理屈抜きで感じられました.特に,国境を越えて韓国はもちろん,世界各国の情報に手軽に接することができるようになったのは革命的だったといえると思います.

 その頃私はよく“중앙일보(中央日報)”のサイトにアクセスしていました.今ではどの新聞社もトップページからニュースが掲載されていますが,当時の중앙일보のトップページには方位磁針の画像が表示されていたと記憶しています.記事はテキストの他,紙面の画像ファイルが公開されていました.今ではPDF形式で提供されるのが一般的になっていますが,当時はまだPDFが普及する前でした.

 そんな昔から今も変わらず続いているサイトはもうほとんどないと思いますが,唯一私が知っているのが“신문가게(シンムンカゲ,新聞屋)”です.サイト名に신문とはありますが,実際には各新聞社だけでなく様々なサイトへのリンク集で,多数のサイトがとてもコンパクトにまとめられています.基本的なサイトのデザインは,私がこのサイトを知ったときからあまり変わっていないようです.ネットだけでなく,ものごとの移り変わりが激しい韓国では珍しいことだと思います.

신문가게

 PDF形式が普及して書類ファイルのスタンダードになろうとしていた頃には,韓国の主な新聞社は紙面のPDFサービスを無料で行っていました.その頃の신문가게には各新聞社のPDFファイルのページへのリンクをまとめたページもあったと思います.ネットの黎明期には,ほとんどの韓国のサイトは様々なサービスを無料で提供していました.今となっては懐かしい思い出です.


#한국(韓国)
#인터넷(インターネット)
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2016年06月26日

[韓国語教育]성인문해교육(成人文解教育)

 韓国での“外国語としての韓国語教育”の対象者は韓国語を母語としない人たちで,語学留学や大学への進学に必要な韓国語を学びに来た人たちの他,職を求めて韓国に来て,あまり韓国人がやりたがらない大変な職場環境のもとで働いていることが多い이주노동자(移住労働者)や,主に嫁に来る人がなかなか見つからない農村などで韓国人男性と結婚して暮らしている결혼이민자(結婚移民者),国際結婚した親と共に韓国に来た중도입국청소년(中途入国青少年)などがいます.

 결혼이민자が子供を産み育てるときに問題となることのひとつが,自分自身があまり韓国語ができないので,子供に韓国語を教えてあげるのも難しいということがあります.このように,韓国出身でない人が共に暮らす家庭のことを다문화가정(多文化家庭)といい,外国人などマイノリティーへの差別が比較的激しい韓国でも,外国人の急増に伴って外国人への理解や行政の支援が浸透してきているようです.

 韓国のネット上の報道を見ると,このような人々の韓国語教育に関する記事を目にすることが意外とあります.例えば,연합뉴스(聯合ニュース)のサイトには今日26日付で,다문화가정の子供たちの“백일장(白日場,その場で作文や詩作などを即興で行う大会)”がスウォン(水原)で行われたという記事が掲載されていました.

"햇빛은 여름을 즐겁게 하려 웃는다" 다문화 어린이 백일장(연합뉴스)

 다문화가정は,すでに都市部でも農村でも珍しい存在ではなくなっているようです.ただ,農村部には,韓国人で韓国人母語話者なので聞いたり話したりすることには何の不自由もないものの,若い頃にハングルを学ぶ機会がなく,読み書きがよくできない高齢者が意外と沢山いらっしゃるようで,そういった方たちが集まって글쓰기(書きかた)の練習をする場が全国のあちこちにあるようです.このような高齢者向けのハングル教育のことを,성인문해교육(成人文解教育)などというようです.

 こちらも백일장の話題なのですが,일간투데이(日刊トゥデイ)は24日付で,このような高齢者の方々の백일장が,ヤンジュ(楊州)にあるハングル教室で行われたという記事が掲載されていました.

양주시, 성인문해교육 한글교실 백일장 열려(일간투데이)

 日本の植民地時代には学制が整えられて,日本と同じく小学校は義務教育だったはずなので,小学校に通えていたならハングルも日本語も学べでいたはずですが,何か事情があって学校に通えなかったのでしょう.どのような事情があったのか気になるところです.


#한국(韓国)
#한국어교육(韓国語教育)
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2016年06月25日

[韓国語]デジタルハングル博物館のサイトが新規オープン

 これまで국립국어원(国立国語院)が運営してきた디지털한글박물관(デジタルハングル博物館)のサイト.しかし,국립한글박물관(国立ハングル博物館)が運営する同名のサイトが今月15日に新たに公開され,국립국어원運営の既存のサイトは7月18日で中止の予定とのお知らせが,14日付で국립국어원のサイトに掲載されていました.

국립국어원 디지털한글박물관 누리집 중지 안내(국립국어원)

 これまでの디지털한글박물관のサイトのお知らせには20日付で,“'디지털한글박물관' 재개관(‘デジタルハングル博物館’再開館)”という글로벌이코노믹(グローバルエコノミック)の17日付の記事へのリンクが掲載されていました.

'디지털한글박물관' 재개관(現디지털한글박물관 한글 소식)

 サイトではない実際の국립한글박물관(国立ハングル博物館)は,ソウル・서빙고동(西氷庫洞)にある국립중앙박물관(国立中央博物館)と同じ敷地内に2014年にオープンしました.今後はサイトの運営も국립한글박물관が行うようになったようです.글로벌이코노믹の記事によると,今回の新規オープンにあたり専門家の意見も取り入れ,資料イメージを自由に拡大・縮小して閲覧できるようにするなどの拡充が行われたとのことです.

 今は新旧いずれのサイトも閲覧できる貴重な時期ともいえます.両方のサイトを見比べて何が新しくなったのか確かめるのも面白いかもしれません.既存のサイトにだけあって新規サイトには引き継がれなかったコンテンツもあるかもしれませんので,気に入ったものがあれば今のうちに保存しておいたほうがよさそうです.

●既存の디지털한글박물관(〜2016.7.18)
●新規の디지털한글박물관(2016.6.15〜)



#한글(ハングル)
posted by kajiritate webmaster at 22:48| Comment(0) | 日記