2016年05月24日

[PC]機械翻訳の実力はまだまだ?

 グーグルの人工知能“アルファ碁”が韓国のプロ棋士に圧勝してから,将来的には多くの職業が機械に取って代わられるのではとの懸念が韓国でも言われるようになっているようです.しかし,機械翻訳ではグーグルをもってしてもまだまだ実力不足だという一例を,21日付の朝鮮日報の記事が伝えています.

"옛날에 백조 한 마리가 살았다" 구글 번역기 돌려보니…'알파고'는 이세돌도 이기는데, 구글 한글 번역은 왜 부실할까(조선일보)

 この記事では「옛날에 백조 한 마리가 살았다(昔,1羽の白鳥が(住んで)いた).」という文を英訳すると,“백조(白鳥)”を同形異義語の“1兆”と誤って認識して翻訳されてしまう例と,「밤을 먹었다(栗を食べた).」の“밤(栗)”も同じように“夜”と誤訳される例が示されています.

 同じグーグルとはいえ,翻訳サービスの担当と“アルファ碁”の開発チームはまったく別でしょうし,無料で誰でも利用できるサービスと,プロ棋士と互角に戦うのを目的に開発されたAIを一緒に語ることは出来ないと思いますが,ネットの雄のグーグルが簡単な同形異義語すら誤認し,こんな短文もうまく訳せないのはちょっと信じがたいです.

 同じ原文をグーグル翻訳で和訳すると,“백조”はきちんと和訳できていましたが“밤”は和訳でも誤認しています.

昔の白鳥一匹が住んでいた。
夜を食べた。


 日本の翻訳サービスのサイト数箇所でも試してみると,次のようになりました.

excite翻訳(翻訳エンジン提供元:高電社
 昔に白鳥一匹が生きた。
 夜を食べた。

Yahoo翻訳(翻訳エンジン提供元:クロスランゲージ
 昔に白鳥一匹が暮した。
 栗を食べた。


 同形異義語の訳し分けがうまくいっているのかは,たった2つの例文では判断できませんが.“白鳥”の文の和訳を見ると,いずれも自然な日本語とは言えないようです.現状は機械翻訳よりも人手による翻訳のほうが断然優位に思えますが,AIが本格的に導入されると,やがては口語や文学作品のように訳すのが難しいものまで機械翻訳が瞬時に,かつ,かなりのレベルでやってのけるようになる日が来るのか,それがいつごろ訪れるのか気になります.


#한국어(韓国語)
#번역(翻訳)
posted by kajiritate webmaster at 22:00| Comment(0) | 日記