2016年05月16日

[在日コリアン]集英社新書WEBコラム「在日二世の記憶」

 集英社新書のサイト内にある「集英社新書WEBコラム」のページで公開されている連載のひとつに「在日二世の記憶」というコラムがあります.原則として毎週月曜日に更新されているようで,今日16日付けで50番目のコラムが掲載されていました.

集英社新書WEBコラム「在日二世の記憶」(在日コリアンの声を記録する会)

 集英社新書からは2008年,在日1世の方々の証言集「在日一世の記憶」が刊行されていて,その続編として企画されたものと思われます.在日コリアンも今では社会で活躍する中心的な世代が3世や4世にう移ってきているでしょうから,1世に続いて2世の方々の声をまとめておく時期になっているのかもしれません.

 最新のコラムでは河明生氏にインタビューした内容がまとめられています.若い頃からの武闘派で,その“武勇伝”は映画さながらの迫力があって読み応えがあります.逆に言えば,そうなるしかない環境だったということでしょう.他のコラムもいくつか読んでみると,国や両親,生活環境が個人に与える影響の大きさを改めて感じます.いい影響だけがあるといいのですが現実はそうではなく,特に在日2世の方々はさらにアイデンティティの問題なども複雑に絡んで,想像しがたい苦労の末に安定した地位を築いていても,今でも葛藤の中で生きていらっしゃることが窺えます.

 もう何十年も前のことで,ごく短い間でしたが,私が初めて韓国語教室に行ってみたときの先生も在日コリアンでした.恐らく2世だったと思います.当時は在日コリアンについて私が知っていることはゼロで,“この先生,韓国人って言ってたのに日本語じょうずだなあ…”と思っていたほど何も知りませんでした….

 短期間ながら,全ての授業が終わった後に中洲の川沿いの韓国料理店で打ち上げがありました.そのとき初めて食べた冷麺のコシがとても強く,なかなか噛み切れなかったことを今でも覚えています.何年も経ってからその韓国料理店を探してみましたが,料理店があったはずの場所を訪ねても見つかりませんでした.授業が終わった後も先生とは何度かお会いする機会があったのですが,すでにどこでどうされているのか分からなくなって久しいです.

 その先生から韓日辞典と日韓辞典を頂いたことがあります.しかし当時の私には豚に真珠でした.その辞書は今でも私の部屋にあります.


#재일교포(在日コリアン)
posted by kajiritate webmaster at 23:17| Comment(0) | 日記