2016年04月16日

[韓国語]がらんとした독립문역(独立門駅)

 ソウル地下鉄3号線の독립문(独立門)駅.ソウルに観光に来て,この駅から出て独立門のある公園や서대문형무소(西大門刑務所)を見学された方もいらっしゃると思います.私は独立門の近くまでは行ってみましたが,刑務所には行ったことがありません….ただ,もう10年以上前に独立門駅の地下通路を歩いたときの印象が,今でもおぼろげながら残っています.

 一直線の真っ直ぐな通路でかなり広く感じる空間でした.売店などはなく,韓国ではよく見かける通路の床に敷物を広げて雑貨を売る,ちゃんと許可を得てやってるのかはっきりしない物売りの人もなく,ただダンボールを敷いて座っているホームレスの方の姿をぽつぽつ見かける程度でした.人通りが少なくて売店などが無かったのかもしれませんが,それ以上に何だかとてもがらんとしてちょっと寒々しいと言うか,とにかく寂しい雰囲気だったことを覚えています.

 それから何年もたってふとそのことを思い出し,ひょっとして昔あの駅で何かあったのかもしれないと思い,昔の新聞の記事を検索して紙面イメージを閲覧できるNAVERの「디지털 뉴스 아카이브(デジタルニュースアーカイブ)」のキーワード検索で検索してみました.すると1982年4月8日,まだ開通前で工事中だった3号線の独立門付近の工事現場でかなり大きな事故が起きていたことを知りました.

 その事故を翌日付の경향신문(京郷新聞)では1面トップで報じています.地下鉄工事で発破を誤り,鉄板で覆っていた道路が崩れ,バスなどが道路から転落,工事現場の作業員など10人が埋没死したと伝えられています.その記事に載っている略図を見ると,事故のあった現場は独立門駅の位置よりやや北側のようです.ふだん霊感など全く無い私ですが,もしかしたらこのせいで妙な雰囲気を感じたのかも?とも思います.

 このように昔の新聞をネットで簡単に閲覧でき,しかも無料というのは本当にありがたいです.当時の新聞にはまだまだ漢字がたくさん使われていたり,今では使われなくなった상오(上午(午前))・하오(下午(午後))といったことばが使われていたりと,記事の内容とは無関係の新しい発見もあって興味深いです.現行の正書法は1988年に制定されましたが,それ以前の紙面ですので特に分かち書きなどに差が見られます.


#한국어(韓国語)
#신문(新聞)
posted by kajiritate webmaster at 23:22| Comment(0) | 日記