2016年04月15日

[発音]韓国人にとって区別が難しい発音

 日本語は母音も子音も種類が少なく,韓国語はもちろんどの外国語を学ぶにも日本語母語話者はこの点とても不利で,それを実感されている方は私だけではないと思います.今回はちょっと視点を変えて,逆に韓国語母語話者にはどんな発音が言いづらいかったり聞き取りづらかったりするのか書いてみようと思います.

 まずは,濁る音と濁らない音です.韓国語には清濁の区別はなく,韓国語母語話者にはそもそも清濁という概念が理解しづらいようです.清音・濁音のことを厳密には無声音・有声音といいます.韓国語母語話者の場合,無声音と有声音の区別を無気音と有気音のそれと捕らえているようです.無気音と有気音は,韓国語で言えは平音と激音に当たります.

 次に,‘z’と‘j’です.韓国語母語話者は‘z’と‘j’の聞き分けはできず,どちらも‘j’と聞こえるようで,そのせいか‘z’を発音するときも‘j’になってしまいます.日本語の“〜ございます”が“〜ごじゃいます”になるのその一例です.英語でも,例えば“zoo”(動物園)の発音は“주”になるようです.

 それから,長母音と短母音の区別がかなりあいまいです.外来語をハングルで表記するとき,昔は日本語の長音記号‘ー’を使うことがあったようですが,現行の外来語表記法では長母音は一切表記しないことにしました.その影響もあってか,全く区別できないことはないようですが,長母音なのかどうかにはかなり無頓着になっているようです.‘

 f’も‘p’と同じく‘ㅍ’で表記するのが定着してきたせいか,‘f’と‘p’の区別にも無頓着になってきたようです.これも,外来語表記法の影響なのかもしれません.しかし,長母音と短母音ほどには区別は難しくないようです.

 最後に,日本語の促音‘っ’の有無も区別が難しいようです.韓国語にもサイシオッをはじめ促音に似た発音はたくさんあるのに,どうしてなのか理由はよくわかりません….それでも“来て”と“切手”のように意味が全然違う場合はまだ区別しやすいようですが,“先”と“さっき”のように意味が似通ったものは区別が難しいようです.


#발음(発音)
posted by kajiritate webmaster at 23:09| Comment(0) | 日記