2016年04月14日

[韓国語]표준국어대사전(標準国語大辞典)の定期改訂

 「표준국어대사전(標準国語大辞典)」は韓国・国立国語院が編纂した国語(韓韓)辞典です.1999年に百科事典のような3冊セットの本として出版され,ネット上でも検索できるようになっています.国立国語院は韓国語の正書法をはじめ国語政策を担っている公的機関です.なので,もし표준국어대사전と他の辞書とで異なっている部分があれば,原則的には표준국어대사전のほうが正しいことになります.

 例えば,돌아오다(トラオダ,帰って来る)はさらに分けようと思えば돌다(トルダ,帰る)と오다(オダ,来る)に分けることができます.そうなると,돌아오다で1語と見て辞書に載せるべきか,돌다と오다という別の単語と見て2つが合わさった돌아오다という形は辞書には載せないことにするか,という点が問題になります. 

 돌아오다はほぼ間違いなくどの辞書も1語と見なして掲載されていると思いますが,굴러들어오다のように구르다,들다,오다の3つに分けられるものはどうかとか,‘時計の針’は1語と見なして시계바늘とするのか,それとも時計と針とを別の単語と見なして‘시계 바늘’のように分かち書きするのか,1語とする場合はサイシオッが必要で시곗바늘となるのか…などなど,他にもいろんなことばでややこしい問題があります.このようにいったい何が正しいのか分からないとき,표준국어대사전が拠り所となります.

 표준국어대사전が紙の辞書として出版されたのは初版だけで,以降はウェブ版のみが公開・更新されています.国の機関が辞書を作って販売するのは民業圧迫だという批判を受けてのことのようです.紙の辞書ですと奥付を見れば改版や改訂の履歴が分かりますが,ウェブ版ではそれがはっきりせず,以前は改訂があっても特にお知らせを掲載したりはしていなかったようです.

 しかし,2014年からは四半期ごとに細かい改訂内容を公開するようになっています.最新の2016年第1四半期の改訂内容の21項目が,11日付で표준국어대사전のサイトに公開されています.今回の改訂では‘끝장’や‘뭐’のように口語でよく使われるものや,라07のように韓国語学習者なら初級段階で目にする使い方などで語釈が追加されたり,올리다のネット関連の語釈が詳しくなったりしています.

 1999年から2013年までの間にどんな改訂がされたのかは依然として不明です…,표준국어대사전ではヒットしませんが,基本的に표준국어대사전と同じ内容のNAVER국어사전(国語辞典)で例えば‘오꼬시’を引くと「표준국어대사전 최신판에서 삭제된 단어입니다(標準国語大辞典の最新版から削除された単語です)」と表示され,その時期の改訂の一端が伺えます.


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#표준국어대사전(標準国語大辞典)
posted by kajiritate webmaster at 22:00| Comment(0) | 日記