2016年04月10日

[韓国語]韓国語の検定試験のこれまでとこれから

 日本で韓国語・朝鮮語の検定試験が始まったのは1993年で,「『ハングル』能力検定試験(ハン検)」は現在も続けて実施されています.試験の創設には在日コリアンの実業家の方のご尽力があったようです.その4年後の1997年に「韓国語能力試験(TOPIK)」始まりましたが.その創設には日本で先に実施され順調に回を重ねていたハン検の影響もあったようです.

 ハン検とTOPIKの他,韓国では2001年に「世界韓国語認証試験(KLPT)」が始まり,2004年からは日本でも受験できるようになりました.いわゆる“韓流"ブームで受験者数が急増したハン検やTOPIKに比べ,KLPTは日本での知名度は今ひとつのようでした.しかし,中国に住む韓国・朝鮮系の人々が韓国で就業する際の韓国語能力を評価する「B−KLPT」の実施により中国での受験者は急増し,中国では嘘のKLPTの試験場開設を持ちかける詐欺事件まで発生するほどでした.

 その後,「B−KLPT」の役割をTOPIKが受け継ぎ,すでに実施されていたTOPIKは「S−TOPIK」,「B−KLPT」を受け継いだTOPIKは「B−TOPIK」として並行実施されるようになりましたが,すでに「B−TOPIK」は廃止されて従来の「S−TOPIK」相当の試験のみが続けて実施されています.「B−TOPIK」相当の現行の試験は,韓国・雇用労働部が実施する「EPS−TOPIK」に当たるようで,主に東南アジアの国々で韓国での就業志望者を対象に実施されています.

 KLPTの創設にはKBSも関わっていたようですが,KBSはその後KLPTからは手を引き,主に韓国語母語話者向けに実施する「KBS韓国語能力試験」を独自に実施するようになりました.韓国では徐々に知名度を高めているようで,この試験の合格者には採用時に加算点を与える企業もあるようです.また,KBSへの入社を志望する人は,この試験を受験しなければなりません.

 KLPTはKLATと名前を変え日本でも続けて実施されてきましたが,受験者数が伸びなかったせいか日本での主催団体が今年以降の実施を断念しました.今後日本でKLATを行う団体を探しているようですが,今のところ試験を引き継ぐ団体は決まっていないようで,現在日本では受験できない状況です.KLATの他,2005年から「韓国語レベルテスト(KLT)]という試験も実施されていましたが,2008年の第9回の試験の実施を最後に休止されました.

 この他,韓国語学習者を対象に韓国で実施されている試験に「KPE韓国語能力試験」があります.この試験の大きな特徴は말하기(スピーキング)試験がある点です.말하기試験はTOPIKでも導入を目指して研究が進められているようですが,本当に実施されるのか,実施時期はいつごろか,などの詳しいことはよくわかりません….また.先に述べたKLTとは異なりますが同名の試験が実施準備中のよう韓国各地の大学で昨年模擬試験を行いましたが,いつから本実施されるのかはわかりません….

 ここまで検定試験についてざっと書いてみました.このブログの他の記事もそうですが,ほとんどあいまいな記憶だけを頼りにしていますので,正確性に欠けかなり大雑把なことをご承知ください.


#한국어(韓国語)
#검정시험(検定試験)
posted by kajiritate webmaster at 21:39| Comment(0) | 日記