2016年02月25日

[韓国語]韓国軍:語法おかしい「タナカ」、来月から禁止に(朝鮮日報日本語版)

 俗に「다나까(タナカ)」と呼ばれる軍隊での話し言葉の堅苦しい語尾を禁止して,ヘヨ体を使えるようにするとの記事が朝鮮日報(日本語版)に掲載されていました.

韓国軍:語法おかしい「タナカ」、来月から禁止に(朝鮮日報日本語版)2016.02.25

 日本語だけでは記事内での例文がよくわかりませんので,韓国語の元記事を探してみました.

軍내무반서 '다나까' 안써도 된다(조선닷컴) 2016.02.24

 上の2つの記事から引用しますと,「다나까」というのは次のような語尾を総称したものです.

합니:ハムニダ(します)
:ハナ(するのか)
합니:ハムニカ(しますか)


 例文の韓国語と日本語を対比させると,次のようになります.


'식사 맛있게 하시지 말입니다'
「食事をお召し上がりくださいということです

"○ 상병이 지시했습니다"→"○ 상병이 지시했습니다(또는 지시하셨습니다)"
「○○上兵が指示しました」→「○○上兵が指示しました(あるいは、指示なさいました)」


 これによると「다나까」の語尾を一切禁止してしまうのではなく,「〜말입니다」を付けるおかしな言葉を禁止するということのようです.

 下の例文は敬語の使い方のひとつの「압존법(圧尊法)」の禁止に関する例文です.韓国語では,自分より目上の人は全て高めるいわゆる「絶対敬語」が使われ,ここが日本語とは大きく異なる点です.しかし,自分より目上の人のことについて言うときでも,言う相手がその人よりもさらに目上の場合は例外的に,高めて言うことをしません.これを압존법というのですが,압존법については「표군국어대사전(標準国語大辞典)- NAVER사전」の압존법の説明ある次の例文がより分かりやすいと思います.

압존-법 壓尊法[발음 : 압쫀뻡]
활용 : 압존법만[압쫀뻠만]

명사

<언어> 문장의 주체가 화자보다는 높지만 청자보다는 낮아, 그 주체를 높이지 못하는 어법(語法). ‘할아버지, 아버지가 아직 안 왔습니다.’라고 하는 것 따위이다.

 この例文を和訳すると「おじいさん,がまだ来ていません」となります.内容から考えて,これを言っているのはおじいさんの孫=父の子だと思われます.自分より目上の人(ここでは「父」)のことについて言うときでも,言う相手(ここでは「おしいさん」)がさらに目上の場合は,「おじいさん,お父様(お父さん)がまだ来ていません」のように「父」を高めて言うことをしません.これを압존법と言うのですが,今まで軍でも압존법を使っていたのを止めて,いわゆる「絶対敬語」にするようです.

 記事にもありますように,国立国語院の「표준국어예절(標準言語礼節)」によると,압존법は家族など個人的な関係だけで使えるとのことですので,「〜말입니다」の禁止とあわせて,より正しいとされる言葉遣いに改められることになります.


#한국어(韓国語)
#바른말(正しい言葉)
posted by kajiritate webmaster at 17:21| Comment(0) | 日記