2017年04月06日

[韓国語]KLAT,すでに日本再上陸!

 韓国語・朝鮮語の検定試験といえば,“「ハングル」能力検定試験”(ハングル検定,ハン検)と“韓国語能力試験”(TOPIK)の2つが広く知られていて,そのいずれか,または両方の受験を目標にして学習を続けている方は多いと思います.日本ではこの2つ以外に“韓国語能力評価試験”(KLAT)と“韓国語レベルテスト”(KLT)という検定試験も実施されていたことがありました.つまり私の知る限りでは,日本では一時期4種類の韓国語の検定試験が実施されていました.

 KLTは,韓国で外国語学習の書籍を出版している“ランゲージプラス”という会社が開発・実施していましたが,この会社自体がKLTを止めてしまったようで,日本はもちろん韓国でも2009年以降は受験できなくなりました.一方KLATは,日本での実施団体が2015年いっぱいで手を引き,試験を引き継いでもらえる団体を探していたようですが,2016年以降は実施されなくなっていました.

 その後もしばらくはアクセスできていたKLATの日本公式サイトもやがてなくなり、実施団体も解散してしまいましたので、日本ではこのまま自然消滅なのかな…と勝手に思い込んでいました.しかしつい先日,KLATの韓国公式サイトを見ていたところ,日本語のページに日本での試験日程が掲載されていることに気づきました.単に韓国での試験情報を日本語で書いてあると思い込んでいましたので,気づいたときには驚きました.

 その情報によると,今年2月の試験から日本でも実施されていて,今年4回実施される試験はいずれもペーパーテスト(PBT)で,コンピューター端末を利用した試験(CBT)は日本では実施されないようです.直近では4月23日に実施予定で,残念ながらその申し込み期間は今月2日まででした.受験地は東京と大阪の2ヶ所のようです.

 今では韓国公式サイト内の日本語のページが,事実上のKLATの日本公式サイトの役割を担っているようです.最後に,すでに実施済みのものも含めて,ことしの試験日程を抜粋しておきます.

<2017年のKLAT日本実施日程>

・2月5日(申込み期間:2016年12月23日〜1月15日)※実施済
・4月23日(申込み期間:3月10日〜4月2日)※申込み期間終了
・7月23日(申込み期間:6月9日〜7月2日)
・10月29日(申込み期間:9月15日〜10月13日)


●KLAT韓国公式サイト(日本語)
http://www.kets.or.kr/jpn/
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2017年03月25日

[韓国?]福岡への外国人観光客,これからは大橋が拠点に!?

 日本の多くの鉄道会社にとって,3月はダイヤ改正の時期のようです.私の地元・福岡でも今月4日にJR九州がことしのダイヤ改正を行い,大手私鉄の西日本鉄道(西鉄)も,きょう25日に大幅な改正を実施しました…とはいっても,西鉄のダイヤ改正は鉄道ではなくバス路線,それも今回は主に福岡市内の話です.

 この話,韓国と関係があるのかと言われればそれまでなのですが,今回の改正の目玉も一つに,「福岡空港国際線ターミナル」と,西鉄天神大牟田線の「大橋駅」とを結ぶエアポートバスの新設があります.福岡空港は都心に近く,公共交通機関で市内中心部の博多駅や天神へ出るには地下鉄がとても便利です.

 しかしこれは国内線ターミナルの話で,それとは少し離れた国際線ターミナルから地下鉄を利用するには,空港内の連絡バスでいったん国内線ターミナルのほうへ移動しなければなりません.連絡バスは無料ですが,空港をぐるっと一周するような運行経路で,移動には意外と時間がかかります….

 国際線ターミナルからは今までも,博多駅経由で天神に向かうエアポートバスが運行されていましたので,地下鉄に乗るため国内線ターミナルのほうへ移動するのを避けて,国際線ターミナルからバスで市内中心部へ乗り換えなしで直接行くことも可能でした.しかし,いずれにせよ向かうのは市内中心部で,福岡市内やその近郊に行くにも,いったん中心部へ出るのが前提でした.

 ところが今回,西鉄大橋駅に向かうエアポートバスの新設により国際線ターミナルから市内の南部へ向かう選択肢ができて,大橋駅周辺へのアクセスはもちろん,国際線ターミナルから西鉄天神大牟田線を利用して福岡県の南部に向かうのも便利になることが期待できます.

 例えば,韓国などから訪れる外国人観光客が西鉄大橋駅周辺に宿泊してそこを拠点に観光する場合,来日や帰国時の空港移動がバス1本で済むはもちろん,大宰府や柳川などへの観光や,福岡市内中心部でのショッピングには,大橋駅から西鉄電車を利用して簡単に移動できるようになります.

 地方都市は一部を除いて衰退する一方なのは,福岡県も例外ではありません.今でも元気があるのは福岡市の中心部などごくわずかで,私が子どもの頃はもっと賑やかだった西鉄天神大牟田線沿線の久留米や大牟田などの繁華街には,当時ほどの華やかさは残っていません.このような街にも外国人観光客が訪れて,それが昔の賑わいを取り戻す起爆剤になればとも思います.

 このように,福岡を訪れる外国人観光客の拠点となる可能性を秘めている西鉄大橋駅周辺ですが,ことし8月に予定されている電車のダイヤ改正では,これまでの快速に相当する「急行」だけでなく,新たに特別快速にあたる「特急」も停車するようになるそうです.西鉄天神大牟田線の利用者はもちろん,福岡空港国際線ターミナルの利用者にも,今後さらに大橋駅の重要度が高まりそうです.


●[PDF]西鉄大橋駅〜福岡空港国際線を結ぶバス路線の新設およびFukuoka Airport Busに新デザイン車両を導入します!(西鉄くらしネット)2017年03月09日
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/16_140.pdf

●[PDF]西鉄天神大牟田線「大橋駅」が特急停車駅になります(西鉄くらしネット)2017年01月26日
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/16_099.pdf

●[PDF]大橋エリアの価値向上について(西鉄くらしネット)2017年01月26日
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/16_100.pdf
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2017年03月15日

[韓国語]長母音?短母音??

 ハングルは韓国語のみならず世界のあらゆる言語はもちろん,あらゆる自然の音も表記可能――というのは誤りだということは,日本語の‘つ’のハングル表記ひとつとっても自明なことです.しかし,韓国語の表記だけを考えれば,ハングルほどよくできた文字はありません.韓国語の発音を書き留めるために考案された文字なので当然だといえばそれまでですが,そんな単純なことではなく,長年にわたり多くの国語学者が表記法を整える努力を重ねてきた結果であることは,ハングルで綴られた古い記録物などからも窺えます.

 しかし,日本語に比べて発音の種類が多くて複雑な韓国語を綴るのには,ハングルでも限界があるようです.そのひとつが사이시옷で,韓国ではなるべくㅅパッチムを添えて表記に反映させるようにしています.そのため表記が複雑になり,書くときにㅅパッチムが必要か,韓国語母語話者でも迷うことがあるようです.北朝鮮はこの点諦めがよく,사이시옷を一切表記しないことにしています.

 もうひとつの問題は,ハングルでは母音の長短を表記できない点です.辞書をひくと,雪の意味の눈は発音が[눈ː]と記されていて,目の意味の눈とは違って“ヌーン”のようにㅜを延ばして発音するのが正しいことがわかります.昔はこのように母音の長短による意味の違いが意識されていたようですが,そこまで意識しているのは今ではアナウンサーのようなことばのプロだけで,長短による意味の違いは事実上なくなってしまいました.

 この母音の長短が名字にもあるということに触れたコラムが,한국일보のサイトに12日付で掲載されていました.それによると,李は“イー”のように長母音で発音するのが正しく,伊や異は単に“イ”と発音するそうです.

●[우리말 톺아보기] 성씨(姓氏)의 장단음(한국일보)2017.03.12
http://www.hankookilbo.com/v/9ae07ca73e054e0896c078466c4b4f0c

 他にも長短の区別があるものとして,정씨は鄭なら長母音,丁なら長母音でなく,조씨は趙が長母音,゙はそうではなく,임씨は任なら長母音,林なら長母音でないそうです.その他に長母音で発音する名字の例として,宋(송),沈(심),蔡(채),孔(공),卞(변),愼(신),馬(마),孟(맹)が挙げられています.

 辞書をひくと,名字についても母音の長短の区別がきちんと意識されているようで,長母音には‘ː’の記号がつけられていました.韓国人の友人・知人の名字を辞書で調べてみると面白いかもしれません.
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